玖珂の国道2号に面して岩隈八幡宮がある。
入り口正面には「神社ここに入り口ここにあり」といった感じで
看板があるのだが、正直、ここを何十回も車で走っているはずだが
全く気が付いていなかった。
入り口には、狛犬さんが一対、これまた2号線に面してお座りになって
いるのだが、こちらも認識したことはなく、地図を見て神社があるな、
それではと参上してみて気が付いた次第。
ところで、入り口から本殿までは非常に長い。
雪が降ったらスキー場にでもしたら良いような、ゆるい傾斜の昇り道に
なった参道が延々と続く。そして本殿前には狛犬さんが一対。
見てすぐ分かったのだが、平成生まれの(17年)ニュー狛犬。
後で分かったことだが、元々金属製の狛犬さんがいたのだが、
先の戦争の時の金属集めで連れて行かれたとのこと。
もちろん帰ってこなかった。
以来、空席が続き、忍びない、とのことで近年ようやく復活。
もちろん形は以前のものとは違うのでしょうが、この際素直に
喜びましょう。
そしてニュー狛犬さんの手前には樽?のようなものが一対。
狛樽だ!いや、神社に樽が置いてあるのって珍しくないのですが、
なんでそう思ってしまったのか…。
ポジションと材質がいけないのだな。きっと。
今まで見てきたパターンだと、本殿のすぐそば。
この場合、狛犬さんと位置が入れ替わっていれば、いつも通りで
そんなことを思わなかったはず。
この位置は神獣のおわす場所ではないかと…。
しかも石材製だし。おまけに作りが立派。
狛犬の場合、干支の動物全て他、鹿などなど様々な動物の目撃例が
報告されているので、この樽も、もしかしたら…などと考えた次第。
樽って生きてないじゃん。ごもっとも…。
でも、これだけ写真に撮って切り取って見せると人をだませるような
気がする。「狛樽見つけました」「ほほぅ、ほんとだ」
そういう雰囲気がある。
帰りがけにばったり神社の方と出会ったので色々お話を伺ったのですが
樽のことを聞くのは忘れてました。
実は中に狸が入っていて、夜な夜な頭手足尻尾が飛び出してそのあたり
を転げまわる、などと伝説があったりとか、何か言われがあって狛樽と
認定出来るのなら面白いのですが。
とにかく妙なオーラのある石の樽でした。

広島街角探検コレクション
by 都市考現学研究所

